日々の出来事の中で
他者と価値観の相違が起きることで
問題が浮上する
自分の価値観、他者の価値観
そこには、完全に一致していることはない
似ている人、似た感覚や価値観を持った人はいるけれど
何かにおいての一部の価値観が似た人というだけであって
自分の価値観が、全ての人に当てはまることはない。
そして、人は自己価値観を持ち
プラス自分の人生の歩みの中での経験がある
その経験が人生背景となり、
その人の良くも悪くも学びのための出来事を経験している。
私たちは
他者の中に見えない人生背景があることを理解して
他者の価値観を想像する必要があり
その人生背景をも想像できる時
他者との関係において、
他者を尊重し
他者との関係を円滑に築けるのかもしれない。
図の説明
黒い丸が「自己価値観」
緑の丸が「他者の価値観」
私たちは
自己価値観の中で、物事を考え・精査し
人生の良し悪しを図る基準にしている
それは、自分にだけ通用する価値観でもある。
その価値観の中で、物事が起きたときには
思考をし、その思考は価値観という枠組みを作り
物事の良し悪しを図る。
何かが起きたときに、黒丸の中の
自己価値観の中で思考し、良し悪しの基準を持って
出来事に意味づけをしていく。
そのときに、問題が起きたとき
問題は、自分と他者との価値観の違いによって起きている
ということに気づく必要がまず大切になる。
価値観の違いがあることに気づけないとき
出来事の中で、
良し悪しというジャッジをつけることになる。
価値観の違いがあることに気づけた時は
私の考えー他者の考え
どっちもあるかもね。
どっちの意見も考えられるかもね。
そういった円滑な
人間関係のコミュニケーションが築けることにつながる。
価値観の違いによって起きていると気づけない時
他者との違いが「価値観の相違」ではなく
自分が間違っているという幻想が起きたり
自分を責められているような感覚や
自分を否定されたように感じる人もいるかもしれない。
価値観の相違が起きた問題だとしても。
そして
価値観の相違で起きた問題だと気づかずに
思考を続けることで
自分の中の価値観から抜け出すことができない。
すると図にあるように
黒い丸の中で、
他者に触れた考え方に置き換えられたとしても・・・
もしも、私があの人の立場だったら?
例えそういう発想をしていても
自己価値観の中の想像では、
自分の価値観の枠の中での捉え方でしかなく
真の理解には繋がらない。
偏った価値観で
他者の立場を想像するという領域からは、抜け出せないために、
真の理解にはつながらない
黒い枠から抜け出せない=自分の価値観の中でしか
物事の判断や理解ができないので
主観になってしまい
客観的な視点で物事をバランス良く捉え直すことが難しくなる。
問題は、自分と他者との価値観の違いによって起きている
価値観の違いであると気づけたならば
自分の主観の枠から出て、相手の価値観に触れてみたり
違う視点で物事を精査しようとすることができるようになる。
他者の価値観の枠の中に入って 他者の人生背景を想像し察し、 いくつかの違った価値観を 客観的な視点で、仮定してみる。
他者の価値観に触れようと思うことは
問題は、自分と他者との価値観の違いによって起きていると知り
人の数だけ価値観に違いがあると気づいていることが前提でもある。
自分の考えが正しい
自分の考え方だけが正しくて標準で当たり前である
そういった思い込みや決めつけによって
他者とのコミュニケーションの築き方に問題が浮上しやすく
そういった思考を強めてしまう
自分の考えも正しいけれど
違う考え方もある。
そう受け入れられることで
人生の中の多くの問題を
客観的な視点を取り入れて
捉え直すきっかけを作れることにもつながる。
育った環境も
育った人間関係も
人生の歩み方も同じ人はいない
だから価値観は違って当然
同じ方が奇跡
価値観はみんな違う
当たり前
と理解していても
心底、それが意識できていないことが多い
他者と違う考えだと認識しても
自分の考え方だけが正しいと固執してしまうと
人生の中で
他者との関係が円滑に回らなくなってしまう。
固執は、正しさの主張にしか繋がらないから
価値観は自分にとっての、人生を歩む基準であり
自分にだけ通用する価値観だから
自分にとっては、正しく正義であることは
当然と思ってしまう。
けれど
他者にも
他者の正しさと正義と当然がある。
それも理解し意識していくことで
人間関係の築き方は変わっていく。
自分の意見や価値観を主張したいし正しいと認めたいのは
きっと、自分の中でそうではなかった過去の経験があると思う
だから、
他者に認めて欲しいし
他者にも共感、同意してほしいと
無意識に求めてしまう心の声
そこに気づけた時
自分にとって正しいと思うことは、
自分だけが守り正義と思い、貫いたらいい
だけど、他者にもそれを同意させようとしたり、
価値観の違いを並べて、意見し合うことが
そもそも、必要のないこと
そう気づけたら、人生の歩み方もまた違ってくる
他者との関わり方が違ってくることで
他者との違いは
対立を生むことではなく
違うからこそ、
その違いが生きる知恵へと変化していく。